人間は二足歩行です。立っている姿勢だけでも体のいろいろな部位に負担がかかっています。(もし人間が四足歩行であれば、腰痛はかなり軽減されるでしょう) |
||
膝が痛くかばっていたら、そのうち腰も痛くなってきたと訴える人がいます。何事においても物事には原因があって、それにより後から結果がついてくるものです。治療も同じで、まず原因を探し、それを取り除かなければなりません。 | ||
結果(痛い部位)だけの治療では、一時的によくなってもいずれ再発する可能性があります。完全に治すためには、まず全身の状態を拝見し、症状と無関係と思われる部位にも治療を行っていきます。 |
||
※治療着はありません。基本的には下着になっていただきますが、短パン・Tシャツ・パジャマなどは持ち込んで着用されても構いません。 |
鍼灸は、老若男女、そして生まれて間もない赤ちゃんにも施せる治療なので、体質によって合う合わないということはありません。人それぞれ治療効果に対する捉え方の違いで誤解されているかもしれません。 |
治療院に勤務していた時、『鍼灸は私の体質に合っている』という患者様の声を時々耳にすることがありました。反対に『体に合わない』という声が外から入ってきたこともありました。 |
||
私の施術経験上、治療効果が出るまで時間を要し、ある時点を境に急激に良くなった方や短時間で痛みは半減したものの、その後良くなるまでに非常に時間がかかった方など、いずれの方も完治はいたしましたが、治り方は人それぞれでした。 |
||
生きているということは、刺激に対して反応ができる状態で、治療により少しでも変化があれば、それは鍼灸の効果が出ている証拠です。 |
||
|
病にも歴史があり、治るという過程は、今まで歩いてきた道を逆に帰っていくようなものです。 |
||
症状の現れ方には順位があり、悪いところが多数存在するときは、その中で最もよくない個所が一番つらく感じるように人間の体は作られています。 |
||
人は、痛みや症状など、長引けば長引くほどこれらが消失しない限り良くなったとはなかなか思えません。 |